日本最大の石油・天然ガス開発事業を行うINPEX【1605】のこれからの事業内容と株価・配当金データを交えながら
株式ポートフォリオに組み入れた意見をご紹介したいと思います
目次
INPEX【1605】 事業内容
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石油・天然ガスの探鉱・開発をコアに国内外で事業展開を行うINPEX【1605】
事業フローとして「探す→掘る→生産→運ぶ」までINPEXで行っているため、国内外での活動基盤は大きなものと思われる
また、「2050ネットゼロカーボン」や「SDGs」などの取り組みに向けた設備投資・事業展開も開始した
※ネットゼロカーボンとは、温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す取り組み
今までの石油・天然ガスだけではなく地熱・太陽光・風力など再生可能エネルギー事業の参入も加速しているため気候変動などこれからの環境問題への対策に積極的でありますね
INPEX【1605】売上高・純利益(過去5年間)・株価
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株価や業績から見えること
INPEX【1605】は石油を主な事業としているため、油価下落による売上高への影響は大きい
2016年・2020年の株価下落の要因をIR情報で参照すると、共に油価下落のタイミングであるため、株価への影響も出ていると思います
その後、売上高は順調に元の水準に戻りつつあるが、株価は伸び悩んでいるように見えます
しかし最大株主は経済産業省であり資本への支えがあると考えると株価は今よりも上昇するのではないでしょうか
今後は事業内容でも紹介しましたが、石油・天然ガス以外にも再生可能エネルギーへの事業展開も行うため
設備投資等のキャッシュ負担はあるでしょうが、間違いなく需要ある事業ですので今のうちに設備投資を行うことで将来のリターンも大きいと予想しています
中期経営計画 2018-2022より営業キャッシュフローを (1)有利子負債削減(2)株主還元(3)成長投資 の優先順位で配分とのことです
再生可能エネルギーの取り組みはポートフォリオの1割へ、配当性向は30%以上など具体的な配分方針が掲げられています
![にっか](https://new-dad2525.blog/wp-content/uploads/2021/08/IMG_7246.jpeg)
従来の事業をコアに新規事業は段階的に強化していくんだね!
![ママちゃん](https://new-dad2525.blog/wp-content/uploads/2021/09/E4637B0D-047B-4B63-A22B-B248000978D3-e1632657658354.jpg)
配当性向も高すぎず安定的に実施ということで株主還元意識もあるね!
INPEX【1605】 PER・PBRと配当金
PER | 7.02倍 |
---|---|
PBR | 0.40倍 |
ROE | 5.8% |
配当性向 | 39.4% |
配当利回り | 3.3% |
データ更新日 | 2021/9/26 |
配当金(円) | 配当利回り(%) | |
---|---|---|
2010年3月期 | 13.7 | 0.8 |
2011年3月期 | 15.0 | 0.95 |
2012年3月期 | 17.5 | 1.25 |
2013年3月期 | 17.5 | 1.4 |
2014年3月期 | 18.0 | 1.36 |
2015年3月期 | 18.0 | 1.36 |
2016年3月期 | 18.0 | 2.14 |
2017年3月期 | 18.0 | 1.62 |
2018年3月期 | 18.0 | 1.37 |
2019年3月期 | 24.0 | 2.27 |
2019年12月期 | 30.0 | 2.64 |
2020年12月期 | 24.0 | 4.32 |
2021年12月期 | 3.3 |
まとめ
INPEX【1605】は日本最大の石油・天然ガス開発企業だが、近年は再生可能エネルギーなど新規事業へも取り組んでいる
今後は環境問題に取り組む企業がより業績を伸ばしていくと僕は予想しています
しかし、新型コロナウイルスにより油価が下落しINPEXの業績にも影響したため、今後の株価や業績には
注視していきたい
配当に関しても、減配や配当利回りの低下が継続しなければ高配当個別株として保有していこうと思います
買い増し資金に余裕があれば今のうちに仕込むことで値上がり益にも期待できるかもしれませんね
気候変動などの環境問題に対し世界中で「脱炭素化」への動きが活発になっていることはニュースでもよく見かけますね
経済と環境問題は密接と思っていますので、 INPEXの保有を機に僕も環境問題に対し個人は何が出来るのか考え
実践できることは積極的に行いたいと思います